【炭酸水素塩泉】蕁麻疹・アトピーなど皮膚病に効く温泉

炭酸水素塩泉とは?

「湧出されたもの1㎏中に1000㎎以上の含有成分が検出されて、そのうち重炭酸ソーダ (NaHCO3) の含有量が340mgを超えるもの」
つまりは、湧き出てきたお湯を1㎏取り出してその中の成分を分析したら、1000㎎以上温泉物質として認められている成分が含まれており、重炭酸ソーダという物質が340㎎以上含まれているという事です。

またこの炭酸水素塩泉は以下の2種類の分類されます
重曹泉:ナトリウム-炭酸水素塩泉
重炭酸土類泉:カルシウム-炭酸水素塩泉、マグネシウム―炭酸水素塩泉

炭酸水素泉の効能

重曹泉

皮膚の表面を軟化させる作用があり、これにより皮膚病、火傷、切り傷に効きます。石鹸のような働きもあり肌の角質を取り除いてくれます(アルカリ性温泉の場合のみ)。それにより肌はスベスベになります。この皮膚の不要な角質をとるはたらきにより、入浴後は皮膚表面からの水分の発散を盛んになり、清涼感が得られるため「清涼の湯」といわれています。しかし、お風呂上りは乾燥してしまうので保湿剤などによるケアが必要です。

飲用すると、胃酸の働きを抑えれることから慢性胃炎に効きます。

重炭酸土類泉

肌対して鎮静効果があります。具体的に痙攣、肌の炎症、アレルギー疾患、慢性皮膚病、じんましんに効果があります。
また利尿作用があるので飲用することで痛風、尿路結石、膀胱炎、そのほか高血糖、糖尿病、慢性胃腸障害に効果がありあります。

美肌泉質の代表「炭酸水素泉」

風呂上がりは肌がスベスベというよいりもツルツルになりアルカリ性単純温泉とはまた違う感じがします。それは肌の上で起きる化学反応のせいであり、肌の角質を取っているだけでなく本当にツルツルになっています。この炭酸水素泉も「美人の湯」と呼ばれ、わざわざこの泉質を目指して温泉に訪れる人も。美肌になりたい人、肌トラブルのある人はぜひ行ってみてください。

炭酸水素塩泉で有名な温泉

川湯温泉 (和歌山県)
小谷温泉 (長野県)
雄琴温泉 (滋賀県)
湯股温泉 (長野県)

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